2013年05月29日
ベルト切れ
H様から電話があり、自宅付近で急にハンドルが重くなり冷却液が漏れているとの連絡を受け
いざ、出張修理に行きました。
ボンネット開けて点検してみると、なんとファンベルトが無くなっているではありませんか
この車の場合はファンベルトでオルタネータ(発電装置)とウォーターポンプ(冷却液循環装置)と
パワーステアリング(ハンドル操作を軽くする装置)を作動させています。
エンジンが壊れてなければ良いのですが。。。
早速、車両を持ち帰り点検です。 なぜベルトが切れたのか。。。
主原因はベルトの経年劣化なのか。。。
それは錆でした。 もともとベルト自体も経年劣化していたのでしょう。
H様のお車の使用状況はサンデードライバー(たまにしか運転しない方)なのでプーリーが
錆びてベルトが削られて切れたのです。 錆びたウォーターポンププーリーです。
新品のウォーターポンププーリーに交換しました

エアコンベルトも損傷しています。
今までのベルトと新品ベルトの比較です。
ベルトの分解図です。
アイドルプーリーSEC493 も錆ていました。交換します

他の各プーリーは錆をワイヤブラシで落として清掃しました

ベルトの張りを規定張力で調整します。ベルトは初期伸びしますので馴染ませ後、微調整しました。
最後に車の走行距離が少なくとも、高齢車になるとやはり。。。
法定点検及び日常点検は必要だなと、痛感しました

補足 日常点検、エンジンオイル点検、冷却液補充 後テストドライブ済み

オーバーヒートしてなくて、なによりでした
